賃貸で猫を飼うときの注意点|傷・匂い対策と退去時の原状回復
結論:賃貸で猫を飼うときに特に対策しておきたいのは「爪とぎによる傷」 「トイレの匂い」「退去時の原状回復費用」の3つです。入居後すぐに 対策を始めることで、退去時のトラブルを減らせます。

この記事で分かること
- 賃貸で猫を飼う前提として確認しておきたいこと
- 傷・匂い、それぞれの対策の考え方
- 退去時の原状回復で揉めやすいポイント
※ この記事は運営者の実体験ではなく、賃貸住宅・不動産関連の情報を 調査してまとめた一般的な内容です。契約内容は物件・管理会社によって 異なるため、実際に気になる点は必ず管理会社・大家さんに確認してください。
まず確認しておきたいこと
ペット可物件であっても、「小型犬のみ」「猫は不可」など、契約書上の 条件が細かく決まっている場合があります。猫を迎える前に、契約書や 重要事項説明書でペットに関する条件を確認しておくと安心です。
爪とぎによる傷の対策
爪とぎは猫にとって自然な習性で、しつけでやめさせることは難しいと されています。「させない」のではなく、「別の場所でさせる」対策が 基本の考え方です。
- 壁の角やソファの側面など、爪とぎされやすい場所に保護シートを貼る
- 床にはカーペットやラグを敷いて、フローリングへの傷を防ぐ
- 爪とぎ用のアイテムを複数箇所に置き、猫が使いやすい場所を見つける
- 定期的に爪切りをして、伸びた爪による傷を軽減する
壁の保護シートは、賃貸向けに「貼ってはがせる」ことをうたう半透明タイプが よく使われています。

ピタッと貼れる 爪とぎ防止 壁保護シート(賃貸向け)
壁の爪とぎ跡を防ぐ、賃貸向けをうたう半透明の壁保護シート。貼ってはがせるタイプで、原状回復を意識した作り。
保護シートを貼る高さの決め方や、爪とぎグッズとの組み合わせ方といった、 壁に引っ掻き傷をつけずにできる具体的な工夫は、別記事「賃貸で猫を飼う人向け 『引っ掻き傷をつけない』対策まとめ」にまとめています。玄関からの脱走対策も あわせて扱っているので、実際にグッズを選ぶ段階に入った方は、そちらも 参考にしてみてください。
トイレ・匂いの対策
猫の尿は匂いが強く、壁や床に染み込むと落ちにくくなると言われています。 入居時からできる対策としては、次のようなものがあります。
- トイレは壁際から少し離した場所に置き、飛び散りによる壁への影響を減らす
- トイレ周りに防水シートを広めに敷いておく
- こまめに排泄物を片付け、匂いが染み付く前に対処する
- 換気を意識し、消臭対策のグッズを併用する
消臭スプレーは、獣医師が使用する製品と同じ処方をうたうタイプなど、 ペットのトイレ臭・粗相跡向けに作られたものが選ばれています。

ペレッティー 獣医師が使うプロ用 ペット除菌消臭剤
獣医師が使用する製品と同じ処方をうたう、犬猫のトイレ臭・粗相跡向けの除菌消臭スプレー。
退去時の原状回復で揉めやすいポイント
賃貸を退去する際は「原状回復」が必要で、猫による傷・匂いが通常の 生活で生じる範囲を超えると判断されると、修繕費用を請求される 可能性があります。特に次の点は事前に把握しておくと安心です。
- フローリングの引っかき傷、壁紙の破れ・匂いの染み込み
- 契約時にペットに関する特約(敷金の上乗せ等)がないかの確認
- 入居時の部屋の状態を写真で残しておく(退去時の言った言わない対策)
入居時点で部屋の傷や汚れを写真に残しておくと、退去時に「入居前から あった傷」であることを説明しやすくなります。
よくある質問
Q. ペット可物件なら何をしても大丈夫ですか?
A. いいえ。ペット可物件でも、通常の使用による傷・匂いを超える損耗は 原状回復の対象になる場合があります。飼育可能=無条件ではない、 という前提で対策しておくのが安心です。
Q. ペット可物件が見つからない場合はどうすればいいですか?
A. 物件によっては相談次第で応相談となるケースもあるようですが、 黙って隠れて飼うのは契約違反や退去トラブルの原因になるため おすすめできません。不動産会社に率直に相談することをおすすめします。
まとめ
賃貸で猫を飼うときは、「爪とぎによる傷」「トイレの匂い」への対策を 入居後すぐに始めておくことが、退去時のトラブルを減らすポイントに なります。契約内容は物件ごとに異なるため、気になる点は必ず管理会社に 確認しながら進めてください。