猫用キャットフードの選び方|総合栄養食・年齢別・ドライとウェットの違い

結論:キャットフードを選ぶときは、「①総合栄養食と書かれているか」 「②猫の年齢(ライフステージ)に合っているか」「③ドライだけでよいか、 ウェットも併用したいか」の3点を確認すると、選択肢を絞り込みやすくなります。 この記事では、この3つの確認ポイントと、パッケージ表示の読み方まで まとめて解説します。

ごはんの前で待つ猫(イメージ)
※イメージ写真

この記事で分かること

※ この記事は運営者の実体験ではなく、ペットフード公正取引協議会・ AAFCO(米国飼料検査官協会)の栄養基準や、ペットフード安全法などの 公的な情報をもとに調査してまとめた内容です。特定の症状や持病がある 場合のフード選びは、必ずかかりつけの獣医師に相談してください。

そもそも「総合栄養食」とは

キャットフードのパッケージで最初に確認したいのが、総合栄養食と表示されているかどうかです。総合栄養食とは、 「そのフードと水だけで、指定された成長段階における健康を維持できる」 ように栄養バランスが調整された主食用のフードを指します。ペットフード 公正取引協議会の定める分析試験または給与試験に合格したものだけが、 この表示を使えます。

一方、パウチやおやつに多い「一般食」「副食」は、嗜好性を高めたり 水分を補ったりするためのもので、それだけを主食として与え続けると 栄養が偏ります。また、特定の疾病の治療を目的とした「療法食」は、 自己判断ではなく必ず獣医師の指導のもとで使うことが 前提のフードです。主食として選ぶときは、まず総合栄養食の表示を 確認するのが基本になります。

ドライフードとウェットフードの違い

ドライフードは水分含有量がおおむね10%以下で、少量でもしっかり カロリーを摂れる点が特徴です。保存性が高く、置き餌にしても傷みにくいため、 日本の家庭では主食として使われるのが一般的です。

ピュリナワン グレインフリー チキン 1.6kg キャットフード ドライ
画像:Amazon.co.jpの商品ページより

ピュリナワン グレインフリー チキン 1.6kg キャットフード ドライ

第一主原料が生のチキンのグレインフリー・ドライ総合栄養食(成猫用)。穀物が原因ではないアレルギーが気になる場合の選択肢の一つとして紹介。

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一方、ウェットフードは水分含有量が70〜85%程度と高く、食事から 自然に水分を摂れるのが大きなメリットです。猫はもともと積極的に 水を飲む習性が弱いといわれており、飲水量が少ない子や、食欲が 落ちた日にウェットを好む猫もいるため、ドライと併用する使い方が 現実的です。ただし食欲不振が続く場合は、フードの変更だけで様子を 見ず、早めに獣医師に相談してください。併用する場合は、ウェットの分 だけドライの量を減らすなどして、合計のカロリーが増えすぎないよう 調整してください。

カルカン パウチ 成猫用 60g×36袋 お魚・お肉ミックス
画像:Amazon.co.jpの商品ページより

カルカン パウチ 成猫用 60g×36袋 お魚・お肉ミックス

ペットフード公正取引協議会の基準を満たす総合栄養食のウェットパウチ。水分補給や食いつき改善のため、ドライフードと組み合わせて使う場合に。

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年齢(ライフステージ)に合わせて選ぶ

猫は年齢によって必要なカロリーや栄養バランスが変わります。 フードには子猫用(キトン)・成猫用(アダルト)・シニア用といった ライフステージが表示されていることが多いですが、年齢の区切りは メーカーや商品によって異なるため、パッケージに書かれた対象年齢を 確認するのが基本になります。シニア期以降は、年齢だけで判断せず、 体重や活動量、健康状態を見ながらフードの切り替えを検討し、 持病や健康上の不安がある場合は獣医師に相談してください。

ニュートロ ナチュラルチョイス 室内で暮らすシニア猫用 チキン400g
画像:Amazon.co.jpの商品ページより

ニュートロ ナチュラルチョイス 室内で暮らすシニア猫用 チキン400g

高齢期の猫向けに作られたドライ総合栄養食。厳選した自然素材を使用し、香料・着色料は無添加。7歳以降のフード切り替えを検討する際の候補の一つ。

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多頭飼いで年齢がバラバラな場合は、全年齢対応(オールステージ)の フードを使う方法もありますが、子猫の成長基準に合わせた高栄養設計に なっていることが多いため、成猫・シニア猫に与える場合は給与量の 調整が必要になる点に注意してください。

パッケージ表示の読み方

「グレインフリー」は本当に体にいいのか

グレインフリー(穀物不使用)のフードは、小麦・とうもろこし・米などの 代わりに、さつまいもや豆類などを炭水化物源として使っています。 猫は肉食動物ですが、キャットフードに含まれる穀物は加熱調理 (糊化)されているため消化・エネルギー利用が可能とされており、 「穀物=消化できない・体に悪い」と単純に言い切れるものではありません。

猫の食物アレルギーでは、牛肉・魚・鶏肉などのたんぱく源が代表的な 原因として挙げられることが多く、穀物を避ければ食物アレルギーを 防げるとは限りません。また、穀物を抜いた分、肉や豆類が増えて 高たんぱく・高脂質になりやすい製品もあるため、シニア猫や内臓の 健康に不安がある場合は、グレインフリーかどうかよりも、全体の 栄養バランスや獣医師のアドバイスを優先して選ぶことをおすすめします。

選ぶときの5ステップ

ここまでの内容を、実際にパッケージを手に取ったときに確認する 順番として整理すると、次の5ステップになります。

持病がある場合や、フードを変えても食欲不振・体調不良が続く場合は、 自己判断で市販フードを試し続けるのではなく、早めに獣医師に相談 してください。

よくある質問

Q. 療法食と総合栄養食は何が違いますか?

A. 総合栄養食は健康な猫の主食として作られたフードです。療法食は 特定の疾病や健康状態にある猫の食事管理のために、獣医師の指導のもとで 使うことを前提としたフードで、自己判断で長期間与え続けると、かえって 健康を損なうおそれがあります。必要かどうかは獣医師に確認してください。

Q. ドライとウェットは混ぜても大丈夫ですか?

A. 問題ないとされています。ドライを主食にしてウェットを組み合わせる 方法は、水分補給や嗜好性の面でメリットがあります。ただし、その分 カロリーが増えやすいので、ウェットを足した分はドライの量を 少し減らすなど、1日の合計カロリーを一定に保つ工夫をしてください。

Q. フードを切り替えるときに気をつけることはありますか?

A. 急に全部を新しいフードに変えると、お腹を壊したり食べなくなったり することがあります。今までのフードに少しずつ混ぜながら、1〜2週間 程度かけて比率を増やしていく方法が一般的に案内されています。

まとめ

キャットフード選びは、「総合栄養食かどうか」「年齢に合っているか」 「ドライ・ウェットのどちらを軸にするか」の3点を押さえるだけでも、 選択肢をかなり絞り込めます。原材料や保証成分値の見方、グレインフリーの 考え方も含めて、パッケージの情報を正しく読み取りながら、猫の年齢や 体調に合ったフードを選んでみてください。

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画像:Amazon.co.jpの商品ページより

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